三日月

恋愛小説  なのかな…。ちゃんと恋愛にします。安心してください^^

~プロローグ~

誰かが私を呼んでいる。

いつ頃からだっただのろうか。

 

「聖那」

 

ずっと見ている夢は、誰かから呼ばれている夢。

夢と言えるのかもわからない。

その声の主は誰なのだろうか。

白い無限の部屋にいて。私を呼ぶ声が響く。

 

耳に、頭に、心に。

 

振り向いても誰もいない。

居るはずの「誰か」が呼んでいるのに、誰もいない。

 

でも確かにその声は、「私」を呼んでいた。